レンタルサーバー選びの勘所を実践を踏まえ解説

記事イメージ

当社ではおよそ2年前に初めてドメインを取得して以来、複数のレンタルサーバー企業を利用し様々なサイトを設置してきました。

これまで当社で利用してきたのは4社、用途としてもWordPress(ワードプレス、ワープレ)を使ったサイト構築を始め、手組みでHTMLを組み立てた当ブログサイトやCGIを使った動的アプリなども含め、様々な形でレンタルサーバーを活用してきました。知見を語るに十分な経験をしてきていると認識しています。

今回はその経験を生かして、レンタルサーバーの選定方法を紹介したいと思います。

先に結論→ビジネス用途(アフィブログ含む)なら、「同時接続数」と「速度」の観点でXserverかConoha wingがオススメ

本記事では、ビジネス用途で定評があるXserverかConoha wingを選択しておけば、後悔することは少ないと主張しています。他社に比べると比較的高額の2社ですが、その分性能に関しては優れていると実感します。

レンタルサーバーで特に気を付けるべきスペック差異は①同時接続数と、②速度(処理速度・表示速度)です。これらは不足すると機会損失に直結します。後からの乗り換えとなると相当な手間を要するため、多少の価格差を考慮しても初めからこの2社から選択しておくのがオススメです。

尚、ワードプレスを使用したアフィリエイトブログについても立派なビジネスです。サーバー選び一つをとってもビジネスの土台として極めて重要な意思決定になります。妥協せず、極力ハイエンドのものを選択するべきでしょう。

下記バナーリンクからプラン選択が可能です。2社のどちらかを選ぶかについて大きな差異はないと考えていますので、キャンペーン開催状況や好みで選んで差し支えないでしょう。プランはXserverならスタンダード、Conoha wingならベーシックと、いずれも最安プランで性能的には十分です。(詳細後述)

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以下、詳細になります。

ビジネス用途(アフィブログ等を含む)でのレンタルサーバー選びは、「同時接続数」と「速度」を意識すべし

レンタルサーバーのスペックを表すパラメータは様々ありますが、ことビジネス用においては①同時接続数、②処理速度(表示速度)が重要な選定基準です。個別に検討していきます。

①同時接続数→同時接続100~150超を想定するか否かが一つの判断基準

各サーバーとも同時接続数を超過すると、503エラーが表示されサイトへのアクセスが一時的に不可能となるか、リクエスト応答が極端に遅延することとなります。ビジネス用途での使用等においては機会損失を招く重大問題です。

残念ながら各社ともこのパラメータを明示していないため定量的比較ができないのですが、これまで使用してきた感覚でいうとサーバー提供事業者やプランの違いにより明らかに差があり、概ね価格に連動して性能も上がると考えてよいでしょう。

あくまで感覚値ですが、100~150以上の同時接続が見込まれるのであれば、上述の通りビジネス利用で定評のある2社(XserverかConoha wing)を選んでおいた方がよいと言えます。

同時接続数超過により、Webページが表示されず503エラーが表示される
同時接続数超過により、Webページが表示されず503エラーが表示される

②表示速度

表示速度については、ワードプレスを使用したりCGI等プログラム処理を行う場合に性能差が顕著になりがちです。逆に静的なHTMLファイルを表示するだけならほとんど気づかない程度の差となります。用途を考えて提供企業を選定する必要があります。

選定に失敗し十分な表示速度を得られない場合、表示される前にユーザーが離脱したり、SEO評価の低下につながる可能性もあるなど、ビジネス上の様々な不利益が生じます。

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多量アクセス(概ね同時接続100~150以上)が見込まれず、静的HTMLファイル設置(WP等不使用)or表示が遅くても良いなら、価格優先でOK

同時接続の問題が生じず、静的ファイル設置によるホームページ設置やメールサーバーとしての利用、あるいはWebページが多少表示が遅くてもかまわないのであれば、価格優先で選定してよいでしょう。

最安水準では、月額100円台のものも存在しますが、これら用途であれば十分な性能を発揮してくれます。

コントロールパネル等の操作性は各社とも充実しており、大きな差はない

「WordPressが簡単に設置できるだろうか」とか「ドメイン取得で迷わないだろうか?」といった不安は特に初心者に多いと思いますが、こういった面のサポートや画面のわかりやすさは各社かなり力が入っているように感じています。

したがって、個別の操作方法の差はあれど、どの会社を選択したとしても大きな差はないと考えて問題ありません。

上位プランは、ほとんどのユースケースでは不要

ほとんどのレンタルサーバー提供会社では、プランを下位(「スタンダード」や「ライト」など)と上位(「プレミアム」や「ビジネス」など)に分けて提供スペックに差をつけています。

大抵の場合、これらプランの大きな差はストレージ容量や処理能力(CPU・メモリ)の実装ですが、一般的なWebサイト(ワードプレスを使用するものを含む)では下位プランですらオーバースペック気味であるため、あえて上位プランを選ぶ必要ないと考えて問題ありません。

上位プランは、サーバーにWebアプリケーションを設置して本格的な動的サイトを稼働させるといった特殊用途ならば検討の余地が出てきますが、一般的なWebサイトであれば必要となるときは来ないと考えてよいでしょう。

尚、さくらのレンタルサーバについては、最安の「ライトプラン」はワードプレス使用不可、SSH使用不可(2022年11月現在)など制約範囲が広いため注意が必要です。通常のビジネス用途であればもう一つ上のスタンダードプランを選んでおいた方が無難です。

リンク集

本記事でオススメしたXserverとConoha wingのリンクです。

2社のどちらかを選ぶかについて大きな差異はないと考えていますので、キャンペーン開催状況や好みで選んで差し支えないでしょう。上述の通り、プラン選択はXserverならスタンダード、Conoha wingならベーシックと、いずれも最安プランで性能的には十分です。

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